阪神・淡路大震災では、水道消火栓の破損により水が出ず、消防機関による消火活動ができなかったため火災が拡大した事例がありました。 この教訓を踏まえ、神戸市では水道消火栓が使用できない状況に備えて、長距離・大量送水が可能な特殊な消防車両を配備しています。大容量送水ポンプ車と大型放水砲搭載型ホース延長車は2台1組で運用され、海や河川の水を毎分約4,000リットル、最大約1km先の火災現場まで送水することができます。
01‘‘不測の事態“に備える、消火体制


お仕事紹介
神戸市職員の仕事は実にさまざま。あなたらしさが活きる働き方を探してみてください。
消火活動や救急、救助活動 はもちろんのこと、台風や地震などの大規模災害に備えて、 普段から防災福祉コミュニティと連携した地域防災力の向上に取り組んでいます。また、事業所の自主防火防災体制の強化など、"予防"の取り組みを推進し、「神戸市民の命」と「神戸のまち」を守ります。

消防局では、1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災の経験を決して風化させることなく、その教訓を次の世代へつなぐ取り組みを続けています。震災から30年を迎えた2025年を節目として、当時の活動を振り返るとともに、現場の状況に即した訓練の強化や、震災活動計画の見直し、さらなる装備の充実を進めてきました。 災害が激甚化・大規模化する今、あの震災の経験を胸に、あらゆる手段を使い「安全で安心なまち神戸」を未来へつないでいきます。
阪神・淡路大震災では、水道消火栓の破損により水が出ず、消防機関による消火活動ができなかったため火災が拡大した事例がありました。 この教訓を踏まえ、神戸市では水道消火栓が使用できない状況に備えて、長距離・大量送水が可能な特殊な消防車両を配備しています。大容量送水ポンプ車と大型放水砲搭載型ホース延長車は2台1組で運用され、海や河川の水を毎分約4,000リットル、最大約1km先の火災現場まで送水することができます。


特別高度救助隊(スーパーイーグルこうべ)は、通常の救助隊にはない「重機」を装備。地震や土砂崩れなどで倒壊した家屋からの救助活動で威力を発揮します。また、本部特殊災害隊(ハズマット神戸)は、「ドローン」による広範囲・高所からの情報収集を行うことで、助けを求める人の捜索や災害状況の迅速な把握を実現し、効果的な救助活動を可能にします。



東灘消防署消防防災課
令和5年度入庁 (大学卒) (※令和7年度時点)
北区にある「消防学校」で初任科生として6カ月の研修を修了し、東灘消防署の「消防隊」として配属されました。建物や林野での火災で消火活動を行うのが仕事です。神戸市消防局では消防車1台に4名が乗り込んで出動します。この4名は「小隊」と呼ばれ、一般的な建物の火災が発生した現場では、救助隊や救急隊などを含めて10の小隊が活動します。 初めての火災出動は配属から15日目。装備を身につけて心臓がバクバクするまま消防車に乗ったのですが、車内で資器材の準備、現場までの誘導をしなければいけないのに、気が付いたらもう現場。現場でも先輩に任せきりで役に立たなかったです。ですが、消防隊で2年間ほど仕事をすると、やるべき業務の優先順位が頭の中でクリアに整理できるようになりました。
今でも鮮明に記憶しているのは、六甲山で起きた大規模な火災。夜中の11時過ぎの出動指令で、消防署から六甲山を見るとオレンジの炎が見えました。現地では朝6時まで消火活動を続けました。そのときは「第3出動」と呼ばれる最も厳戒な配備が敷かれ、20を超える「小隊」が出動。現場では100人ほどの隊員が活動しました。 学生時代からこのような災害現場があるのは予想していました。ところが、消防隊に事務の仕事など消火活動以外の仕事がかなりあるのに驚きました。消火栓の点検・調査やマンション管理組合による消火訓練への立ち合いなど火災を予防する仕事です。毎日のように訓練をしながら、このような地道な業務をしているのが消防隊の実態です。

消防の仕事は上下関係が厳しい体育会系の職場だと考えていました。消防士を目指していた学生時代からその覚悟はあったのですが、実際に採用されるとそのイメージは覆されました。上司や先輩がとても親切で、いろんなことを丁寧に教えてくれるからです。考えてみると、新人の消防士一人ひとりがレベルアップする、させることが、神戸の消防力の底上げに不可欠なので、そのような指導が我々の組織文化として根付いているのだと感じます。 2025年10月からは消火活動が中心の消防隊でなく、人命救助を担う「救助隊」、いわゆるレスキュー隊員として働くことになりました。人命を救うために、自分の知恵と力の限界に挑戦する仕事なので、とてもやりがいを感じています。
